今月頭に開催された予約制構造内覧会が無事に終わりました。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
さて、先週は皆既月食+十かん夜でお月見イベントが満載でしたね。お天気も良く、お月見日和だったのではないでしょうか。皆さんはご覧になりましたか?
月が見えない日はそれはそれで美しい星空が観察できます。寒くなってくると空気が澄むのか、星がくっきりはっきり見えるのでこのほどよい冷え具合の時期は夜空の観察が楽しいですね。
最近ブログに何を書けばいいかブログ迷子のスタッフですが、今回は家づくりから少し、、、
鞍城建設の家づくりでは自然素材由来のものを基本にしているので内装材はもちろん珪藻土の塗壁や和紙の壁紙をメインに設計しています。これは家の通気、調湿を大切にしているので、素材も家が呼吸できるものを使っていただきたいという思いがあります。
自然由来の素材って本当に肌触りもいいし、不思議と空間が心地よいものになるんです。空気がいいというか、、、とにかくおすすめなんです。
でも!!!!
いいんだけど、でも!と思うことしばしば。
というのもカラーバリエーションが低価格帯でもっとたくさんあったらなと思うんです。
ビニールクロスはバリエーションありすぎて逆に悩んでしまいますが、様々な組み合わせができるのがいいところです。機能性も豊かで抗菌性能など備えているものもあるのが魅力的。
正直好みどういった機能を求めているかで選択が変わってくると思うので、絶対にどの素材がいいと申し上げられないんです。それぞれのメリット・デメリットがあります。
珪藻土
お客様のお宅など伺うと珪藻土は風合いがよく、落ち着いた質感でちょっと高級感もある気がします。空気は浄化されているのか(?)生活臭が少ないと思います。
和紙クロス
自然素材なので経年変化(美化)で時間がたった時に味わいが出ます。他にはないマットな質感もあるのが魅力的。染みの原因になるので濡れ拭できないところが弱点。
ビニールクロス
豊富な色柄バリエーションは他にはない魅力。機能性も様々です。何も気にせず水拭きもしていただけます。貼りたてはビニールのにおいがちょっときつめです。基本通気しないので湿気ている空間で換気がちゃんとできていないと内部(クロスと壁の間)からカビゴンになることも。
不織布クロス
圧倒的マイナークロス。DIYがお好きな方がご自分で購入して使っているイメージです。水ぶきができるのがいいところ。輸入品が多いようです。
WALPAというサイトが多くのメーカーを扱っていますね。見るだけでも楽しいです。
先日訪れたお店の壁紙がとても素敵でした。たぶんモリスだった気がします。
我が家ではリフォームで和紙クロスとビニールクロス、不織布クロスにした部屋がそれぞれあります。塗壁の部屋は残念ながらないのですが、まあそれぞれ一長一短かなと。
6年目くらいですが
・ビニールクロス…剥がれや亀裂が出てきました。
・和紙クロス…今のところ問題なしです。虫をつぶした跡が染みなって残っているのが悲しいです。
・不織布クロス…こちらも問題なしです。塗装タイプの不織布を使っていますが貼って剥がせるソフト粘着剤を遣ったら塗料面が剥がれました。
雑にご紹介しましたが、それぞれ予算や性能、デザインなどご自身の家づくり、部屋の用途に合った素材を建築士やコーディネーターと相談しながら選んでいただければと思います。
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