みなさんこんにちは!なんだか久々に気温が落ち着いて風も穏やかな日になりました。今朝は車に霜がなく歓喜に駆られるまま思わずこぶしを握り締めました。
外もひやっとしているものの、ほどよい冷たさの空気が頬にあたるとに気持ちいいです。秋の行楽日和ですね。
本日青天
さて、先日サライという雑誌で北斎の浮世絵特集をやっていました。日本が世界に誇る絵師として90歳超えて亡くなる直前まで力強い絵を描き続けたそうです。意匠性に富んだ絵は今も多くの芸術家に影響を与えています。海外の偉人芸術家たちも大いに影響と感銘を受け作品に反映させたそうです。サライの中ではべた褒め中のべた褒めでした。
小学生のころ北斎の伝記を読んだことがありますが、作中のセリフで「自然界に図案のヒントが隠れている」というような意味合いの言葉がありました。それが非常に印象的でした。彼は自然の動植物から幾何学的文様や芸術性、美を見出したのだと解釈しました。
物事を突き詰めた人ほど、自然の雄大さや、荘厳さを感じ、時に畏怖と尊敬を覚えるものなのだなあと思います。
それぐらい自然界のものは美しいのでしょう。確かにいまだに私たちを飽きることなく感動させます。
現代、科学も技術も発達して様々なものが生み出されていますが、昔の自然の中で生きていた時代から学んだりすることが多いと思います。
家づくりも同様です。
鞍城建設は社長石坂が土蔵の構造に着目し、一年中が気温に左右されない家をつくろうと試行錯誤。よりより断熱方法を探し、気密や調湿性能に考慮しながら「呼吸する木の家」をキーワードに家づくりをしています。
使う材料は昔と同じというわけにはいきませんが、現代の技術を用いながら、古人の知恵によって編み出された土蔵の「調湿性と断熱性を併せ持った構造」・・・しかもすべて自然のものでつくられた、自然と共生するためのもの・・・を学びそれをもとに快適で日本の、またぐんまの気候に適した家を多くの人に分かち合うことができればと思います。
土蔵リノベプロジェクトによる湯宿温泉土蔵の家