梅雨が明けた途端にすっかり暑くなりました。暑すぎます。
先月までは毛布を出して寝ていたり、長袖パーカーを着たり、一瞬ストーブを復活させたりしていたのがウソのようにあっという間に連日真夏日。日々冷房器具のお世話になっております。
冷房器具といえば、先週親せき宅に伺ったのですが、そこでは冷房が使われていませんでした。あっちの窓とこっちの窓を開けておけば風が通って涼しいんだよ。とのことです。
そういえば祖母の家も夏は網戸にしておくだけで涼やかに過ごせるなあと思いだしました。よく「この家は避暑地の別荘だね。」と言っているのですが、
①やたら広い
②2階があるので1階は太陽熱の影響が少ない
③自然光が少ない(軒深め)
など涼しそうな特徴があります。(広いのは関係ないかも?笑)
養蚕農家はお蚕様のために調湿、調温の効く造りだそうです。なので夏は比較的涼しいです。現在冬は隙間だらけなので激寒です。囲炉裏があるとまた違うのかもしれません。
土壁というのもいい仕事をしているようで、それには土壁の熱容量だっだり、気化熱、また日射時間など様々な要素で室内環境を快適に保っているそうです。
詳しくは丸谷博男先生によるコア東京WEBの連載記事「古民家から学ぶエコハウスの知恵」をご覧ください^^
土壁とかは現代で難しいので十分な断熱でよいとして、家の構造的な部分でやはり軒がしっかりあると大きな開口でも室内への太陽光が入りにくくて涼しさを保ちやすいのかもしれません。
デザイン的に軒のない家がかっこいいように思えますが、軒にも意味があって、上述のように日射をコントロールしたり、風雨から家を守ってくれます。
それにどんなに冷房をしてもガラス越しの日射って暑いんですよね・・・・
太陽は本当お強いので軒でコントロールできたらベストハウスです。
(お好みや予算の関係もあると思いますが、おすすめです)
窓ガラスも日射性能や断熱性能のあるものを選ぶとよいと思います。
【遮熱】窓サッシ選びも大切!?ざっくり説明回【断熱】
昔からある伝統的な家の形にはちゃんと意味があって、役をしているんですね。伝統を踏襲して現代の技術と組み合わせて、より快適で居心地のいい住まいづくりをしましょう。古民家や土蔵を参考の一つにしてみてはいかがでしょうか。
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