前回の続き的に省エネのお話を。
前回これからは省エネがますます推奨されますよ、というお話とざっくりした省エネ住宅になるための流れをご紹介しました。↓↓
【家づくり】省エネ住宅への道①【断熱】
タイトルの断熱を回収し忘れたので、今回は断熱と省エネのお話をちょこっと。
省エネな家を目指すのに計算をするといいましたが、その計算で求めるのが、
外皮性能と設備の省エネ性能でどれくらい使うエネルギーを減らせるんだい?っていうものなんですね。
こちらががまさに「断熱」で左右されます。
床、壁、天井、開口部(窓サッシ)…家を覆う外皮で熱の移動を少なくすることが省エネ効率を助けます。しっかりめの断熱が大事。隙間なく埋め尽くしたいところですね。
あとは換気、照明、浴槽、給湯器、使用する冷暖房器具といった設備を総合的にみてどれくらい使用するエネルギーが減らせるのか。太陽光発電システムを搭載すればどれくらい暮らしの電力が賄えるのか。
で省エネ住宅が出来上がります。省エネにはこの2点が欠かせません。
日本の土蔵って書物や武器、農具の収納だけではなく、食物の保存場所としても使われていました。事実、スタッフの田舎の祖父母宅では収穫したお米を1年中土蔵に保管して、精米した分が無くなったらまた蔵へ取りに行くというスタイルで過ごしていました。冬の寒さにも、夏の暑さにも左右されず、冷蔵庫もない時代からばっちり保存ができていたそうです。
これはひとえに土蔵の構造のおかげ。
え?土って結構伝わりやすくない?ってなるんですけど、土蔵は
・壁が分厚め…熱が伝わるのがゆっくり
・窓が少ない…熱の移動を少なくする
・調湿性能が高い…快適な室温を保つ
・蓄熱性がよい…熱しにくく冷めにくい
という室内の温度や湿度を一定に保つ性質がお米にやさしい環境を作り出しているようです。もちろん、今はもっと現代にあった断熱の仕方がありますが、この土蔵の構造自体は日本で暮らす上ではとても参考になります。
夏場の暑さと湿気の多さはカビの繁殖を促しますが、室内が土蔵のようになっていればカビも発生しにくくなります。
実は鞍城建設の家づくりも土蔵からヒントを得ています!!
詳しくは、、、、弊社の社長に聞きにいらしてください!笑
とにかく、このお米にやさしい環境、人にも優しいんじゃない?!?!?!?!?ってことなんですね。
何を伝えたいかというと、断熱は結果的に省エネにつながるけど、そもそも人にやさしい、健康を守ってくれるということなのです。
皆さんも健康的な暮らしにプラスして快適でさらには省エネにもなる家づくりをしてみてはいかがでしょうか。
フリーダイヤル 0120-70-2711
または下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
施工例を更新しました。
前回ブログで取り上げたリフォームの家です。
アルモノを大切に。新しくなった家にも馴染むような色柄は流行り廃りに左右されない永遠のモダン。レトロモダンな襖と照明器具はいずれも40~50年選手のビンテージもの。(しかも現役で使える!)こちらは必見です。
リフォームした住居部分は少し高め上がり框から始まります。
訪問者に腰を掛けてもらえる広めの玄関。障子でプライベート空間は仕切ってあるので安心です。上がるほどじゃないけど、少しおしゃべりを・・・という時にちょうどいいですね。
長いことしまっていた襖が玄関とリビングに配置されており、ポイントとなっています。また、各空間の区切りとなる造作建具は無垢ならではの柔らかな素材感と色味でやさしい雰囲気になるよう仕上げています。
なじませる建具があることでアクセントとなる建具がより活きます。
【リフォーム】旧市役所通りの家【和モダン】
沼田市内の旧市役所通りに面しているこちらのお宅。もともとは商店を営まれていましたが、この度店舗部分と住居部分を併せてリフォームしました。
全体写真はまた今度施工例にあげるとして、今回は既存から持ち込んでいるアイテムがあまりに素敵だったのでご紹介します。
オーダーとしては「和の家」で建具や意匠など全体的にお任せしていただいたリフォーム工事でした。玄関に入ってすぐとリビングに同じ壁紙を貼った襖があります。
リビングの襖
玄関の襖
見たときに珍しい柄だな、今時ないお色味だな、いいなかわいいな。
と、思っていたのですが、それもそのはず、奥様に伺いましたところ改修前の家でずっと閉まっており、「今回せっかくあるのでもったいないから使おう」ということで2ヶ所に配置することになったそうです。
保存状態がよかったため若干の色あせは見えるものの、気になるほどでもなく、また大きな傷みもなく建具としてきれいに収まっていました。
空間にもなじみのいい色柄です。
写真じゃ伝わらないこの襖のかわいさ、、、、!
上品な色味がたまらんのです。
またリビングにも既存住宅から使っている照明器具を設置。
こちらは40~50年くらい前から使っていて、現役で点灯可能だそうです。
形もさることながら質感的にもしっかりしていて軟弱な印象がありません。
メーカーは知りませんが、当時の「セレクト品なのでしょうか?レトロというかモダンというか。
夜はメインの照明を消して、この照明を電球色にして付けたら雰囲気も抜群でいいですね!!!!おしゃれ部屋になる可能性99%あるじゃないでしょうか。
それにしてもあの壁紙再販されないかしら……。
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銘木建具ってあまりなじみのないワードでしょうか。
木材の中でも木目が美しく、それ自体が楽しめる魅力的な木材ですが、もしかしたらこてこてごつごつどっしりぎっしちとしたイメージがある方もいるのでは……?
ところがどっこい繊細な木目が意外とお品がよくてモダンな雰囲気に合うというか、それ自体がモダンというか、いいものっていつの時代でもモダン!(現代的)
(建具自体のデザインにもよるかもしれません。)
鞍城建設の施工例をご覧になってぜひぜひ取り入れてみてください。シンプルな空間に1枚造作の銘木建具があるだけでアクセントになったり、引き締め役にもなってくれるアイテムです。
\ ↓↓クリックして施工例を見る↓↓ /
【造作建具】LDKになじむ銘木建具【和モダン】
インテリア…日本語で表現すると室内装飾ということになるわけなんですけれども、、、、漢字で並べると固い雰囲気になってしまいますが日本でも古くから家具や模様などで住まいが彩られてきた歴史があります。
じゃあ日本の室内装飾ってどんなものがあったんでしょうか。
まるでうまくまとめられていないけれどとりあえず、出しちゃいます、、、!
貴族などの支配層の住宅は百人一首の絵などからかなりリッチな印象。
ファッションも布を贅沢に使っていておしゃれですね。
住まいのアイテムとすると
几帳…屛障具。T字の木を立てて水平材に帳(とばり)を掛けたもの
壁代…上長押から下長押まで垂れ下げたカーテン上のもの
御簾…すだれ
屏風…仕切や装飾に使う
御帳台…中に畳を敷いて四方に布を垂らしたもの。
茵(しとね)…坐具
折敷…食器を載せるお膳。今も使われています!
など色々アイテムがあります。大体みんな置き畳に座っています。布ものが多く、女性はとにかく隠れようという奥ゆかしさが前面に出ていますね。
都の発展に伴い公家系(貴族系?)インテリアが住まいの一部として発展したようです。
公家系といえばこちらでしょうか。
この世界観だとするとぼんぼりだとかすっごいかわいいアイテムがそろっています。昔のインテリア。みやびな感じがすてきです。
文明社会の進んでいた中国からの輸入アイテムもあったと思うので、おしゃれ感倍増ではないでしょうか。中国のいにしえアイテム(工芸品とか)もすてきですよね。シノワズリ!
伝統的な和柄も中国から来たものと日本独自のものが融合して平安時代以降に発展したものが多いらしいです。
浮世絵で見るインテリア
鎌倉時代を過ぎると武士系インテリアが出てきたようです。
書院造、数寄屋造りが登場し、現代の和風の原型となるような床の間や畳敷き、障子などのアイテムが生まれました。数寄屋造りは茶室文化へ発展!
江戸時代に暮らしが安定したせいか一気に文化が発展したイメージです。
襖かわいい~
タンス?花瓶がステキですね!立派にインテリアしてますね。
衣服も柄模様が豪華になっているし豊かな家は楽しかっただろうなと思います。全体的には、素朴な造りだけど、要所要所で華やかさなど個性を出しているのがおしゃれ上級者感あります。
床の間の掛け軸も季節ごとで変えたり、客層に合わせたり・・・書をアートにして飾るって素敵ですよね。
この時代には西洋文化も少しずつ入ってさらにいろんな方向に発展したんだろうなと思います。
少しですが、調べる中で、様々な国の文化と独自の文化を融合しながら、新しい文化やファッション、インテリア、住宅が築き上げられているんだなあと感じました。令和時代はどんな室内装飾が築かれ、残されていき、歴史をつないでいくのか、楽しみですね。
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