先日(本当は数か月前)に社内研修がありました。
スタッフ一同、隣県栃木は嘉右衛門町伝建地区を社長石坂の解説のもと建物探訪してきました。まずはガイダンスセンターで案内図を入手
以前個人的に訪れた際にはなかったような気がするこちらのガイダンスセンター。もともとあった味噌工場跡地で、平屋建て木造の店舗建築を修復したそうです。令和3年に開館したばかりとのことで外観も内観もきれいでした。
内観は既存の梁を残しつつ、新しく補強もされていて、工事大変だったろうな、、、と。江戸や明治から残る店舗建築って高さや間口がとてもバランスよくてきれいですよね。古いのにモダンて感じで個人的に大好きです。
この通りは商店建築も多く、歩くだけでも楽しめるなと思います。
あと、嘉右衛門町マップがとてもかわいいので訪れた際には入手必須です!!
まずは岡田記念館 代官屋敷から見学です。
一部工事中で見ることはできませんでしたが、つい数年前まで使われていたという店舗の方までぐるっと見ることができました。
店舗だった土間と小上り商家っぽい。天井が高いので広く感じます。
店舗の奥に続く空間。見せ方がおしゃれですね。
ちなみに、どういったところに着目するかというとこの代官屋敷でいうとこの門扉の屋根部分。どういった造りをしていて、というところから建てられた時代や職人の技術などなど考察していきます。
そのまま移動して次は翁島別邸へ。
素敵な門に迎えられてお邪魔します。
早速みどころポイントがありました。修繕してそんなに立っていないであろう門扉ですが、突如「ほら、継いであるぞ。」というので何事かと思ったら既存の柱の根本もこのように修繕されていました!
木材同士をつなぎ合わせてありますがこちらは「金輪継ぎ」という継ぎ方のようです。
研修らしく、寸法もチェックしたりします。
使われている木材や障子の組子の本数などもチェックしていきます。
謎の専門用語が社長と現場監督たちとで行きかう中、素人らしい質問を投げかけるスタッフ。分かったような、分からないような、、、復習がひつようそうです。
解説中もつい行けてあるお花に目がいってしまします。
翁島別邸はかなりお昼を挟んでかなりじっくり見学することができました。
すごい障子の造りや床の間の造り、違い棚のバランスなども細かく見ることができ勉強になりました。
古民家や土蔵を見ていつも思うのが、昔の家って当然いまそのまま暮らすには絶対寒い隙間風だらけだろうけど、作りそのものが「呼吸する木の家」だよなと。入社当時社長から土蔵のから家づくりのモットーを得ている話を聞いたのを思い出します。自然素材でつくられているので、建物自体が壁呼吸できている。かつ、しけている日本において調湿もできるという優れた土蔵の再現がセルロースファイバー断熱や珪藻土、和紙など自然素材を極力使った家づくりなのです。
最後に栃木市内をぶらっとしたのですが、現在は通称「おたすけ蔵」。善野家が建設した土蔵で困窮救済事業として食料など人々に放出したことからそのように言われているそうです。現在は美術館として使われており、三の蔵が中でつながるようにリノベーションされていました。
蔵の成り立ち、当時の棟札の展示などの他、地元の陶芸作家さんの個展など見ることができました。
土蔵建築は弊社でもやらせていただいていますが、当時のものを活かしながら現代に使えるように変えていくって本当に素晴らしいですよね。サスティナブルでまちづくりとしてもいいものを残す取り組みです。おたすけ蔵からも町をとても大事にしていることが感じられました。
建築物が街並みをつくることを実感した1日でした。
次の研修も楽しみです。
フリーダイヤル 0120-70-2711
または下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
ZEH(ゼッチ)とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略であり、「快適な室内環境」と「年間で消費する住宅のエネルギー量が正味で概ねゼロ以下」を同時に実現する住宅のことです。経済産業省は、2016年(平成28年)4月「住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業費補助金ZEH支援事業」におけるZEHビルダー登録制度の概要案を公表しました。この制度は補助事業執行団体にて登録要件を満たす工務店やハウスメーカー、建築設計事務所などを対象として公募を行い、「ZEHビルダー」として登録するものです。
フリーダイヤル 0120-70-2711
または下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
五郎兵衛やかた内装改修工事の施工例です。
【店舗】五郎兵衛やかた【リフォーム】
みなかみ町の旧新治村にあるおうどん屋さん。
オーナーさんから車いすでも入れるようにしてほしいと相談があり
もともと土間と小上りのお座敷だったスペースをフラットなワンフロアにリフォームしました。床材は土足や車いすでも耐えられるように、でも古民家の雰囲気が活きるようにと密度が高く、硬いオークの無垢床材を使いました。
明るさ問題
また古民家特有の暗さが課題の一つでもありました。
見せる用のテーブルに配置したペンダントライトの他に梁に沿わせてライン照明を設置、壁の反射で空間の明るさをだすようにしました。
他にも照明はところどころ工夫していますので興味のある方はおうどんを食べに行ったついでにチェックしてみてください。
自然素材は光を吸収しがちなので、照明だけだと古民家は物足りない気がするかもしれません。自然光の取り入れ方も大事になります。(今回は既存のままですが、、、)
ほの暗さも古民家の良いところなので難しいところですが、用途に応じて、住宅と同じように明るくするところとそうしないところのメリハリが大切かなと思った改修工事でした。
巨大な臼と年輪が楽しめるテーブル天板
群馬県ではここ5年くらいで平屋が多くなってきたような気がします。
政府の統計からためしにグラフを作ってみました
平成30年住宅・土地統計調査より作成
木造住宅平屋戸建て(持家)について総数に対する平屋住宅とその割合が分かるようにグラフにしてみました。
右が全国で左が群馬県です。
どちらも平成30年にかけて平屋の割合は上昇傾向にあるので平屋が増えたのは気のせいではなかったようです。
ちなみに全国総数では住宅全体の10%ほどが平屋なのに対して群馬県では18%とやや高めです。ちなみに全国的に多いというわけではないです。
(このグラフの作り方と比較方法で間違っていなければ、、、!)
統計から群馬って平屋が建てやすいのかな、ということが分かりました。
平屋が多い理由の一つは「広い土地の確保」がしやすいからだと思います。同じ34坪の家でも2階建てと平屋では使う土地スペースが大なり小なりあるものの違って、平屋の方が広く使います。
群馬県は人口の割に面積が広いので田舎へ行くと、価格だけで見れば土地が購入しやすいと思います。関東県内でいうと北関東は南と比べるとやはり割合高めです。
また別の理由として核家族が増え、世帯人数も減少傾向にあると「平屋くらいがちょうどいい」というパターンが増えているのかもしれません。
ロフトのある平屋
・少し遠い部屋でも何となく人の気配を感じる
・ユニバーサル。階段の上り下りがないので歳を取った時や足を怪我した時、体の調子が悪い時にも移動が楽。
・コンパクトに暮らせる、ワンフロアで暮らせる
・景観になじみやすい
・揺れにつよい、、、低いので地震や風による揺れの影響は少ない。
・ある程度広い敷地が必要
…駐車場スペースのことも考えて予算と相談しながら検討しましょう。
・基礎と屋根の範囲が広くなる分、二階建てより同じ床面積だとしてもコストがかかる
…予算に不安がある時は屋根形状などで工夫できるので建築士に相談してみましょう。
・周辺環境の影響を受けやすい。あと道行く人に除かれやすいかも…
…家の向きは日当たり問題もあるので建築士とよく相談。必要に応じて中庭や植栽、塀など外構でできる対策もあります。防犯性の高い窓サッシの導入もよいでしょう。
構造材の梁が見える平屋
コロナ以降Iターン移住者、移住検討者が増加しているようです。
都内で庭付平屋にあこがれているご家族がいれば群馬県は実現しやすいかもしれないですね。もし自然にあこがれているならなおさらおすすめです。
鞍城建設のある沼田市では東西南北四方八方どっちをみても山。
住宅街を歩いても山が見えるし、学校の奥にも山が聳えたち、商業施設の向こう側にも山が垣間見えます。低めの山がポンポン並んでいてなかなか面白い街です。
平屋リフォームなんてしてみてもいいかも~
after
before
平屋でも2階建てでもそれぞれの予算と土地と暮らし方で適した住まいは家族ごとに違ってきます。どんな暮らしをしたいか、しているか、必要なものと不要なもの、将来のことも考えながら長く愛していけるような家づくりをしてみませんか?
または下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
旧年中はお世話になりありがとうございました
本年もよろしくお願いいたします
5日より通常営業開始です!
家の困りごと、家づくりの相談がございましたらお問合せください。
水道の凍結にはくれぐれもご注意ください。
特に雪が続くと冷え込むので「水やお湯が出ない」「水道がはねちゃった」というお問合せが増えます。
★凍っているだけなら日中の暖かい時間帯になると解消する場合が多いです。
★もし、夏に給湯器用ヒーターの電源コードを抜いてしまった場合は電源コードを入れましょう。給湯器の配管は露出部があることがほとんど。凍りやすいので要注意です。
ちなみに、スタッフの祖母宅の外水道には古すぎてなのか、山の水を引いてきているからなのかわかりませんが、水抜栓がありません。保温テープは1年中撒いていますが、冬になると更に「タオルを巻き巻きにする」+「水をちょろちょろ出し続ける」という手法で何年もやり過ごしています。
家の設備事情でやれることとやれないことがあるかもしれませんが、いずれにしても対策はしておいた方がよいでしょう。
・深夜の冷え込む時間帯には蛇口をゆるめて流しっぱなしにする。
・外水道は水抜き栓があれば水抜きをする。
(水抜きハンドルを閉める⇒蛇口を開く)
※ホースは外しておいた方が安心です。
・自動湯張りや追い炊き機能の給湯器設置の場合は浴槽の循環器の上まで湯水を貯めておく。(凍結予防運転ができる状態にする)
・室温が0℃にならないようにする。
凍ってしまった場合は自然に溶けるのを待ちましょう。
凍結部分に(蛇口とか)タオルをかぶせてぬるま湯をかけるという手もありますがお湯を直接かける。または、熱湯をかけたり直火を当てるのは水道管が破裂する可能性がああり、危険なのでやめましょう。
フリーダイヤル 0120-70-2711
または下記のお問い合わせフォームからお問い合わせください。