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【家づくり】雨落ちのススメ【外装】

投稿日:2021年09月27日

雨落ち

雨落ち(あまおち)ってご存じですか?

文字を見た通り、「雨垂れの落ちるところ」のことです。

 

雨が降る→屋根を流れる→軒先から地面に垂れる→はねる→壁が汚れがち

 

この流れの後半部分「はねる→壁が汚れるがち」になるのを防ぐ家づくりの工夫の一つに雨落ちがあります。

 

現代の住宅ではほとんどが軒樋、竪樋が設けられており、それを伝って雨が流れます。これが昔の建物・・・例えばお寺や神社、蔵などには樋がない場合があります。そんな時、軒先下の地面を見ると何やら砂利が敷かれていたり、瓦が刺さっていることがありませんか??

 

これが雨落ちです。

 

最近雨落ちを見かけることが数回あり、、、、せっかくなのでご紹介していきたいと思います。

 

神社の雨落ち

須賀神社の雨落ち

瓦が埋まっています。近くで見ると生えてるって感じでかわいいです。

下の写真を見ていただくとなんとなく屋根(軒先)の形に添って瓦が埋められているのが分かりますね。

 

 

店舗の雨落ち

こちらは今年の7月、前橋市に新しくオープンしたJINS PARKです。

設計は永山祐子建築設計。眼鏡屋のJINSとパン屋のエブリパンが入っており、イートインもできます。芝生の庭や手前の広場、中に入って階段を上がった先には中庭が広がっていてカフェスペースとしても休憩スペースとしても使えます。

建物についてはまた今度詳しくとりあげるとして、こちらの雨落ちシステム

 

こちらです。↓↓

前橋市のJ!NS PARKの雨落ち

 

銅板葺きの屋根?なんですけどゆるっとこの角に向かって勾配がついているようで(近くで見ると分からない・・・)ここに雨が落ちてくるシステムになっています。

 

かわいい、、、、、、!

 

内部の経路はよくわかりませんが、かどっちょに筒状のものが下がっているのが分かるでしょうか?そこから落ちて地面の砂利部に当たります。

 

 

家の雨落ち

こちらは店舗併用住宅なんですけど、よーーく見ていただくと軒樋がないことが分かるかと思います。家の周りのテラコッタっぽい色の部分が雨落ちです。

 

これは瓦のリサイクル品で、砕いたものを敷き詰めています。

踏むとざくざく音が鳴あり防犯にもなる優れもの。またこの風合い、色味が植栽との相性がよくておすすめです。

雨が落ちる様子を撮影したけど分からなくなっちゃったパターンですけど、せっかくなので、写真を掲載しておきます。↓↓

 

おわりに

以上、雨落ちをちょこっとご紹介しました。多分、もっと面白い雨落ちが、いろんなところにありそうな気がするので、意識して色々見ていこうと思います!!

 

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    【家づくり】照明器具で決まる家の印象【あかり】

    投稿日:2021年09月17日

    すまいと照明

    照明器具で家の印象って変わりますよね、、、変わるんです!!そんなわけあるか、とお思いの皆さん、そんなことあるんです。(スタッフ調べ)

    だいたいおしゃれな人の家ってみんな照明器具にこだわってるな~ってなります。

    デザイン

    ホテルや旅館、レストランなどで雰囲気のいいところって建物はもちろん、照明がよいからこそ雰囲気が抜群によくなっていると思いませんか?

     

    照明を付けない時間帯でも、目に入る照明器具の美しさ、反対にスッキリさせるための目に入らない器具配置など設計者の気遣いが照明の配置や器具選びにあらわされている空間は過ごしていて心地よいと思います。

     

    古民家改修

     

     

    学習や仕事などはさわやかな青みの強いLEDでいうと5000K~6500Kがおすすめです。集中力を助けます。

    食事前後などリラックスしたい時間は自然な色味の3500Kくらい。

    就寝前には電球色といわれる2700Kがよいとされます。

    5000K~6500Kは明るい時間帯の色なので寝る間にはいまいち。神経を刺激して眠りを妨げることも。リビングによく使われるシーリングライトやダウンライトは調色や調光機能付きのものが多く、寝る1時間前くらいから少しずつ色味をめにやさしいオレンジに、明るさも抑えめにして体をれるモードにいざなうことができます。

     

    空間の目的やシーンに合わせて照明器具や明りの強さ、色味を変えるとより快適に過ごせます。日本では白い蛍光灯が主流だったので、LEDでも基本的には白または青みのある白(昼光色)が落ち着く方が多いかもしれません。

     

     

    強さ(あかるさ)

    住宅ではだいたい30W、60W、100w、相当のLEDが使われると思います。

    同ような強さでも照明器具の形や素材によって受け取る明るさの印象は様々です。LED照明の場合は、「~lm」というのを参考に決めています。

    照明器具のメーカーの裏の方に照明器具別の

    「□畳の広さには○○lmくらいがいいですよ~」という一覧が記載されているので参考にしてみてください。

     

    おわりに

    照明器具の種類とあかりのイメージ

    分かりにくい、、、けどざっくりこんな感じです!!

     

    供え付の照明器具だけに頼るのではなく読み物や、手元に明りが必要な作業の時はスタンドライトなどといった照明器具を工夫しながら使って、理想的なあかり空間を作ってみてはいかがでしょうか。

     

     

    【新しい】これからの家に必要なこと【生活様式】

    投稿日:2021年09月06日

    コロナで1年過ごしてみて

     

    みなさん緊急事態宣言下のなか、いかがお過ごしでしょうか。

     

    先日ワクチン2回目を終えてきました!

    仕事終わりのため2日目昼過ぎ~夕方にかけて副反応が出てきました。

    大体予想通りの内容で注射した方の腕の筋肉痛?微熱、頭痛、関節痛などが2日ほど続いた程度でした。動けないほどの倦怠感もなく仕事に大きな支障もなかったのでよかったです^^

     

    人によっては動けないほどの倦怠感や痛みなどもあるそうなので、これから接種される方は、接種後の無理なさらないでください。

     

     

    2020年から続くコロナに慣れていいのか分からないけど世の中が対応してきたこのごろ、改めて、コロナ時代に住宅に必要なモノって何なんでしょうか。

     

    コロナ時代に増えた家のあれこれ

     

    ①ホームオフィス

    SOHOの「HO」の方ですね。オフィスとまではいかなくとも在宅勤務増加に伴いワークスペースの確保が重要視される1年だったと思います。もともと、書斎が『パパの部屋』的な感じで人気だったこともありますが、今回はそれとは意味の全くちがう書斎として需要があったのではないでしょうか。

     

    部屋の中の造作ワークスペース(日光イタリア大使館別荘より)

     

    ②手洗い

    弊社でも一度広告を出しましたが手洗い、洗面を玄関に配置するアイディアが増えたように思います。実際にされている方は、思ったより少なそうな感じもしますが、リフォームで増設した方もいるのは無いでしょうか。

     

     

     

    ③抗菌・抗ウイルス建材

    某壁紙メーカーによると抗菌系の壁紙が2020年は問合せ増だったらしいです。もちろん壁紙だけではなく、床材、カーテンなどにも抗菌・抗ウイルス商品があります。

    比較的気軽にリフォームしやすいし、新しい施設などにも取り入れやすい対策の一つです。メンテナンスも特別なものはあんまりないんじゃないかしらと思います。

     

    国の推し工事?とブーム的な工事

    これらの3点は住宅雑誌などでよく取り上げられていたように思います。グリーン住宅ポイント制度(国の政策による住宅建築のための助成制度)のポイントを充当できる[追加工事]としてももちろん加えられていました。

     

    ちなみにグリーン住宅ポイント制度ではこの他に音環境向上工事、家事負担軽減に資する工事、空気環境向上工事が追加工事の対象となっていました。在宅勤務者向けの工事って感じがしますね。

     

     

     

    実際に生活してみて皆さんはいかがでしょうか。生活が変わってこれが必要になった、なくてもいける。実際に生活はそんなに変わっていない。など状況も人それぞれのはず。家は流行りものではなくあくまで自分の生活スタイルを反映させる器なので新しい時代になったからといって必ず取り入れなくてはいけないものでもありません。

     

    日頃の生活スタイルをご自身でよく研究して、必要なものを取り入れてください。

    【まちづくり】家や建物がまちをつくる

    投稿日:2021年08月27日

    先日、研修で太田市を訪れました。

    朝から夕方まで座りっぱなしの研修で疲れましたが、復習できた部分と新たに学べた部分があり、少しだけレベルアップできました。良かったです。

     

    せっかく太田まで足を運んだからには、ここに寄らねばどこに寄る。

    と、いうことで帰りしな太田市美術館・図書館を訪れてきました。

     

     

    コロナのせいか諸々、利用制限はありましたが、建物自体をたのしんだり、どんな本があるのかを堪能することができるので、コロナがもう少し落ち着いたらぜひ皆様遠い方も足を運んでみてください。

     

    建物だけでも1時間は楽しめます!!!いるだけでどきどきワクワクします。

    本もかなり見応えがあり、専門書も充実していました。

     

     

    太田市美術館・図書館

    この施設のコンセプトがおもしろくて、

     

    基本理念が「まちに創造性をもたらす知と感性のプラットフォーム」だそうです。モノづくりを中心に発展してきたことを踏まえ、これからのまちづくりにその創造性を活かしていくための拠点となることを目指しているそうです。

     

     

    さらに目的として

    • 太田市に蓄積されてきた創造の遺伝子の収集と調査研究
    • 世界の最先端の完成やクリエイティビティに触れる機会の提供
    • 次代を担う人材、プロジェクトの育成

    という3項があげられていました!!!

    引用,参考:太田市美術館・図書館HP(https://www.artmuseumlibraryota.jp/facilities/#id01)

     

     

    美術館もあるとはいえ、図書館にもしっかり目的を据えてていいなあと思いました。様々な種類の専門書を目にしたのはこのコンセプトのおかげだったんですね。

     

     

    さらにすごいのが、実際に市民とのワークショップを行い各専門家とも話し合いながら作り上げたことです。

    建築士の平田晃久氏による建築ですが、施設概要から詳細を知ることができます。とても人を大事にしているなあと思いました。

     

    駐車場側から

     

    建物とまちづくり

    今回の訪問から、ただそこに設計した物体をたてれば「はい、おしまい。」というものではなく、建物が一つ出来上がるというのはその地域を構成する細胞ないし部品が一つ増えるということだと思いました。

     

    それはもちろん外観的なことだけではなく、その利用方法や内部の詳細な工夫、意味もまちづくりの大事な一要素となっていきます。市民がおおく利用するところこそ、生の市民の声を拾い上げるというこのやり方は市民のプラットフォームづくりとしてはやるべき姿勢ですよね、、、家づくりでもご家族それぞれのご意見やご要望を伺いながら、検討して最後一つにまとめあげていくのだから、それの大きい版と思えばさもありなん。

     

    沼田市本町通り

     

    家一つとっても、設計図を見てるだけでは自分の家しか見えないけど、遠くから見ると、その家と土地、地域とのバランスが見えてきます。

     

    家をつくること、建物をつくることはまさにまちづくり。

     

    沼田も太田みたいにもっとおもしろいコミュニティやら建物ができたらうれしいですね。テラスはテラスですてきですけどね。アートもっとぶちこんでもいい気がしますよね。

     

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      【ぐんまの建築】白井屋ホテル散策【藤本壮介設計】

      投稿日:2021年08月12日

      皆さんは前橋市になる白井屋ホテルをご存じでしょうか。

       

      歴史あるホテルでしたが、2008年に廃業、しばらく廃墟と化していたようですが、2020年12月にリニューアルしてアートの楽しめるホテルとして藤本壮介氏が新築、改修の設計をして復活しました。

       

      ホテルのHPによると田中仁財団による地域活性化事業の一環として始まったそうです。私は2019年ころにホテル周辺がざわついているのに気づき、気になりすぎて2020年8月にオープン前に内覧会ないか試しに問合せメールをしてしまったほどです。

      実施予定はないとのことだったので、オープンを待ったわけですが、何となく行くタイミングを逃しずっと行けずにいました。

       

      ちなみに、私が気づいたのが一昨年くらいなだけで、このプロジェクト自体は2014年に始まっていたらしいです。県内のことなのに全然知らなくてお恥ずかし~ってかんじでした。

       

      そして先月頭に満を持していざ出陣してまいりました。

       

      大通りから見た白井屋ホテル

       

      ここもすでにアートが始まっています。

       

      設計は藤本氏ですが、そのほかに多くのアーティストが参加し作品がちりばめられています。詳しくは白井屋HPをご覧ください。

       

      こちら↓が半屋外?で大通りの50号と商店街側の細道を繋ぎます。

      植物たくさんで大好き空間です。

      エントランス前

       

       

      エントランスから食事ができる[the lounge]へ続きます。

      いい塩梅に植物たちが目隠しとなりつつ、道標的に誘導してくれます。

       

       

      階段を上ると各部屋につながります。ここは宿泊された方しか進むことができません。

      この写真だとよくわかりませんが、コンクリートの梁とは別に独自に浮かぶ配管は以前の部屋をなぞっているとか、、、!ロマンあふれて素敵ですね。

       

      著名な建築士の方が設計された建物って意識して訪れるのは初めてかもしれません。コロナが落ち着いたらいろんな建築物を訪れてみたいものです。

       

      ちなみに弊社は工務店であり、一級建築士事務所でもあります。

      あまり知られていないかもしれないのでここであえてお伝えしておきます。設計施工として家づくりをしています。

       

      ランチは時間的に都合が悪かったのでモーニングタイムに席を予約。コーヒーだけで帰ろうかと思いましたがせっかくなので朝ごはんをもりもりいただいてきました。

       

      量はやや多めで苦しかったですが、すっごいどれもおいしかったです。

      おいしくないものはお皿上に存在しませんでした!!!うま~

      次回はランチに行って、またアートなどもゆっくり堪能してきたいと思います。