雨落ち(あまおち)ってご存じですか?
文字を見た通り、「雨垂れの落ちるところ」のことです。
雨が降る→屋根を流れる→軒先から地面に垂れる→はねる→壁が汚れがち
この流れの後半部分「はねる→壁が汚れるがち」になるのを防ぐ家づくりの工夫の一つに雨落ちがあります。
現代の住宅ではほとんどが軒樋、竪樋が設けられており、それを伝って雨が流れます。これが昔の建物・・・例えばお寺や神社、蔵などには樋がない場合があります。そんな時、軒先下の地面を見ると何やら砂利が敷かれていたり、瓦が刺さっていることがありませんか??
これが雨落ちです。
最近雨落ちを見かけることが数回あり、、、、せっかくなのでご紹介していきたいと思います。
瓦が埋まっています。近くで見ると生えてるって感じでかわいいです。
下の写真を見ていただくとなんとなく屋根(軒先)の形に添って瓦が埋められているのが分かりますね。
こちらは今年の7月、前橋市に新しくオープンしたJINS PARKです。
設計は永山祐子建築設計。眼鏡屋のJINSとパン屋のエブリパンが入っており、イートインもできます。芝生の庭や手前の広場、中に入って階段を上がった先には中庭が広がっていてカフェスペースとしても休憩スペースとしても使えます。
建物についてはまた今度詳しくとりあげるとして、こちらの雨落ちシステム
こちらです。↓↓
銅板葺きの屋根?なんですけどゆるっとこの角に向かって勾配がついているようで(近くで見ると分からない・・・)ここに雨が落ちてくるシステムになっています。
かわいい、、、、、、!
内部の経路はよくわかりませんが、かどっちょに筒状のものが下がっているのが分かるでしょうか?そこから落ちて地面の砂利部に当たります。
こちらは店舗併用住宅なんですけど、よーーく見ていただくと軒樋がないことが分かるかと思います。家の周りのテラコッタっぽい色の部分が雨落ちです。
これは瓦のリサイクル品で、砕いたものを敷き詰めています。
踏むとざくざく音が鳴あり防犯にもなる優れもの。またこの風合い、色味が植栽との相性がよくておすすめです。
雨が落ちる様子を撮影したけど分からなくなっちゃったパターンですけど、せっかくなので、写真を掲載しておきます。↓↓
以上、雨落ちをちょこっとご紹介しました。多分、もっと面白い雨落ちが、いろんなところにありそうな気がするので、意識して色々見ていこうと思います!!
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照明器具で家の印象って変わりますよね、、、変わるんです!!そんなわけあるか、とお思いの皆さん、そんなことあるんです。(スタッフ調べ)
だいたいおしゃれな人の家ってみんな照明器具にこだわってるな~ってなります。
ホテルや旅館、レストランなどで雰囲気のいいところって建物はもちろん、照明がよいからこそ雰囲気が抜群によくなっていると思いませんか?
照明を付けない時間帯でも、目に入る照明器具の美しさ、反対にスッキリさせるための目に入らない器具配置など設計者の気遣いが照明の配置や器具選びにあらわされている空間は過ごしていて心地よいと思います。
学習や仕事などはさわやかな青みの強いLEDでいうと5000K~6500Kがおすすめです。集中力を助けます。
食事前後などリラックスしたい時間は自然な色味の3500Kくらい。
就寝前には電球色といわれる2700Kがよいとされます。
5000K~6500Kは明るい時間帯の色なので寝る間にはいまいち。神経を刺激して眠りを妨げることも。リビングによく使われるシーリングライトやダウンライトは調色や調光機能付きのものが多く、寝る1時間前くらいから少しずつ色味をめにやさしいオレンジに、明るさも抑えめにして体をれるモードにいざなうことができます。
空間の目的やシーンに合わせて照明器具や明りの強さ、色味を変えるとより快適に過ごせます。日本では白い蛍光灯が主流だったので、LEDでも基本的には白または青みのある白(昼光色)が落ち着く方が多いかもしれません。
住宅ではだいたい30W、60W、100w、相当のLEDが使われると思います。
同ような強さでも照明器具の形や素材によって受け取る明るさの印象は様々です。LED照明の場合は、「~lm」というのを参考に決めています。
照明器具のメーカーの裏の方に照明器具別の
「□畳の広さには○○lmくらいがいいですよ~」という一覧が記載されているので参考にしてみてください。
照明器具の種類とあかりのイメージ
分かりにくい、、、けどざっくりこんな感じです!!
供え付の照明器具だけに頼るのではなく読み物や、手元に明りが必要な作業の時はスタンドライトなどといった照明器具を工夫しながら使って、理想的なあかり空間を作ってみてはいかがでしょうか。
皆さんは前橋市になる白井屋ホテルをご存じでしょうか。
歴史あるホテルでしたが、2008年に廃業、しばらく廃墟と化していたようですが、2020年12月にリニューアルしてアートの楽しめるホテルとして藤本壮介氏が新築、改修の設計をして復活しました。
ホテルのHPによると田中仁財団による地域活性化事業の一環として始まったそうです。私は2019年ころにホテル周辺がざわついているのに気づき、気になりすぎて2020年8月にオープン前に内覧会ないか試しに問合せメールをしてしまったほどです。
実施予定はないとのことだったので、オープンを待ったわけですが、何となく行くタイミングを逃しずっと行けずにいました。
ちなみに、私が気づいたのが一昨年くらいなだけで、このプロジェクト自体は2014年に始まっていたらしいです。県内のことなのに全然知らなくてお恥ずかし~ってかんじでした。
そして先月頭に満を持していざ出陣してまいりました。
ここもすでにアートが始まっています。
設計は藤本氏ですが、そのほかに多くのアーティストが参加し作品がちりばめられています。詳しくは白井屋HPをご覧ください。
こちら↓が半屋外?で大通りの50号と商店街側の細道を繋ぎます。
植物たくさんで大好き空間です。
エントランスから食事ができる[the lounge]へ続きます。
いい塩梅に植物たちが目隠しとなりつつ、道標的に誘導してくれます。
階段を上ると各部屋につながります。ここは宿泊された方しか進むことができません。
この写真だとよくわかりませんが、コンクリートの梁とは別に独自に浮かぶ配管は以前の部屋をなぞっているとか、、、!ロマンあふれて素敵ですね。
著名な建築士の方が設計された建物って意識して訪れるのは初めてかもしれません。コロナが落ち着いたらいろんな建築物を訪れてみたいものです。
ちなみに弊社は工務店であり、一級建築士事務所でもあります。
あまり知られていないかもしれないのでここであえてお伝えしておきます。設計施工として家づくりをしています。
ランチは時間的に都合が悪かったのでモーニングタイムに席を予約。コーヒーだけで帰ろうかと思いましたがせっかくなので朝ごはんをもりもりいただいてきました。
量はやや多めで苦しかったですが、すっごいどれもおいしかったです。
おいしくないものはお皿上に存在しませんでした!!!うま~
次回はランチに行って、またアートなどもゆっくり堪能してきたいと思います。
暑くなりましね。日差しは強く、気温も高い、仕上げに湿度も高めと、日本特有の蒸し暑い日々が続いています。
冷房は必須。でもできるだけ省エネにも意識を向けたい。=冷房機能+αで室内、建物内を涼しくしていく方法を考えてみます。
観葉植物って夏でも触るとヒヤッとしてるんですよね、これたくさんあれば空気がきもーーーち涼しくなるのではないでしょうか。光合成の過程で熱を吸収してくれることが科学的にも言われています。
近年は夏になると各家庭で実施しているのをよく見かけます。沼田市でも以前グリーンカーテンようにゴーヤの苗だか種を配ったりしていましたね。植物の涼しさ効果に加えて、オーニングのように日差しを遮ってくれます。
庭に木陰を作る気があるとそれだけで涼しいですね。外遊びをしていても逃げ場があるのはいいことです。また、木々を通した風はとても涼しく気持ちがいいです。街を歩いていても、建物の影よりも木陰の方が涼しい気がしますよね。
いまはほとんど標準仕様になっているのではないでしょうか?カーテンレースは遮熱機能があるものを採用しましょう。日は取り入れたいけど、熱はできる限り入れたくない場合の必須アイテムです。
これは気持ちの問題だけど、効果があります。色は自律神経や心理状態に影響があると言われています。ブルーや水色、緑などをソファカバーやベッドカバーなどで取り入れるといいでしょう。ひんやりするような素材感も大切です。
高価な買い物なので、すべての人にお勧めできません。でもかなり快適です。スタッフの祖父母が使っていましたが、ウォーターベッドは本当によい。と大変ほめていました。
詳しい方いらしたらぜひ効果のほどを教えてください!!
薄い壁、不十分な断熱材、断熱機能の低い窓サッシを採用しないこと。
これから家づくりをする方、リフォームを検討している方はこのポイントを押えておくことをお勧めします。熱の移動がしやすい建物は外の熱気を家に侵入させやすいです。
鞍城建設で家を作ったお客様の声で聞かせていただくのが、
「夏場もエアコン1台ですぐに涼しくなり、1日中もつので快適に過ごせる」
というお言葉です。これを体感していただけるのが鞍城建設としては大変うれしいことです。断熱性能を高くすることでエアコンを強くし過ぎることが少なく、体にも優しい点はおすすめポイントの一つ。
それぞれの暮らしに合った”涼”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
まだまだ暑い日が続きそうです。熱中症に気を付けて過ごしましょう!!
【お問い合わせ】
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先日、久しぶりに増改築をさせていただいたお宅へ訪問しました。
実に5年ぶりくらいでしょうか、、、!
外部内部ともに珪藻土の塗壁や無垢材をふんだんに使っているので、どのように変化しているのかしらとちょっとワクワクしながらの訪問です。
こちらが竣工当時のお写真。
素敵な山吹色というか菜の花っていうか一見派手そうに見えて、日本家屋に合うなじみよい色です。
そしてこちらが先日の様子。
撮影位置とカメラの性能のおかげで良さが伝わらない、、、、!
もう、なんというかすっごいしっくりきているんですよ!!
壁と木材がなじんできていて時間がたっているものだと明らかなんですけど、それでも美しさが放たれているといいますか、、、!
家の良さって、新築時よりも時間がたってからじわじわと感じていくものなのかもしれません。こちらではとても大事に住んでいてくださっており、内部の無垢床や造作建具もしっとりと年を重ねていました。
周辺の庭木や自然が美しく、調和性があって美しかったです。
家づくりの際にはきれいな状態のモデルハウスに訪れることが多いと思いますが、コロナさえなければOB施主のお宅訪問もおすすめです。いずれは自分たちの家もこうなるんだという家の(箱としての)様子を感じることができるのではないでしょうか。
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